涼日の庭の草抜き

近頃はめっきり寒くなってきて、朝は冷え込みが厳しいと感じることもありますが、庭の草抜きをするにはとっても良い気候なのです。


ちなみに、夏の草抜きは地獄のようで、まずは暑い、とにかく暑い。汗が滝のように流れ、下手に拭うと軍手についた土が、顔やら服やらに付着して気持ちが悪い。蚊も強敵。

 

頭に、平安時代のお姫(ひい)さんみたいな、ネットが首まで垂れた麦わら帽子をかぶっていても、虫よけのスプレーをしても、蚊は容赦なく刺してくる。服の上からでもおかまいなし。


日焼けでシミも気になっちゃう。シワも気になるお年頃。


そんな夏の草抜きを経験した後の、ここ最近の草抜きは、まさに天国。


今日は家の周りの犬走りに侵入している芝をゆったりと抜く。


「あら、こんな所に南天のこぼれ種から芽が出ているわ」とか、「アロエの芽まであるわ」とか、「すずらんの実って、赤いのよね」とか、ダンゴムシが小石の下からそそくさと逃げていくのを、「怖かったの、ごめんなさいね」なんて心の中で話しかけながら、ゆったりと草抜きを満喫したりなんかして。


さて、今日はごみの収集日。家のごみと庭のごみ、捨てなくっちゃと収集場所に持っていったら、収集し終わってるじゃない!


ヒエー、今日の家ごみには、ぬか床の入れ替えたぬかやくず野菜と、昨日退治したゴキブリが一緒に入っているのにぃ。とぼとぼと、2つのごみを持ち帰ってきたのであります。


なんと、2時間半も草抜きに没頭していたのでありました。